麺 髙はし(赤羽)

麺情報です。

その名は知っていながらも、その営業時間の短さからなかなか訪れる機会のなかった赤羽の麺 髙はしさんにようやく行くことができたよ、という話です。

この髙はしさん、営業時間が平日11:00-13:30と17:20-18:30、土祝が10:30-12:30と超短時間なのです。

麺 高はし(赤羽/ラーメン) - Retty

今回なんとか時間をやりくりして営業時間中に赤羽に着。それでも行列だったりスープがなくなってしまった場合は、時間を繰り上げて閉店してしまうこともあるかも知れない。実際にお店に入るまでは安心できなかったのだけど、駅から急いで現場に到着すると、行列もなくすんなり入店することができた。

店内は、ワンオペのご主人の作業スペースと、それを囲むように配置された6人も座ればいっぱいのカウンターのみ。これまで入ったお店の中で最狭のお店のひとつかもしれない。あちこちに貼られた手書きのメモ(余りキョロキョロするのは憚られたのでよく見えなかったけど、営業予定などが書いてあった気がする)のせいもあって、かなり雑然とした印象。BGMもなく、先客の麺を啜る音とご主人の作業音だけが室内に響く感じ。痺れる。

メニューは大きく分けて「つけそば」と「らあ麺」に大別され、それぞれ麺の量と肉の種類と量を変えた品揃えになっている模様。肉が2種類乗ったミックス肉麺1,200円を注文。

カウンターの中のご主人が、僕を含めて同時入店した4人の注文をソット・ヴォーチェで順に聞いて調理していく。優しそうなご主人なのになぜか漂う緊張感。動作も決してテキパキしているわけではないのだけど、無駄がなく常に最適な動作をしている感あり。昔観た映画の拳法の達人みたいだ。

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程なくどん!スープは豚骨?と魚介の旨みが効いていてうまい!麺は丼の大きさから想像する量よりはちょっと少なめかもしれないけど、肉の量がそれを補って余りある。もちもちした少し太めの麺をたぐると、底からも肉の固形感が感じられる。ヘタしたら麺より多いんじゃない?

スープもそれに合わせた少し太めの麺もとても好み。豚バラとちゃあしゅう(=ロース)の2種のお肉は、どちらも味付けは薄く、あっさりとした火の通し方。個人的にはロースのカチカチで繊維質な肉感の方が好みで、バラはもう少し煮込みたいところ。この辺りの好みは人それぞれだと思うので、注文時にバラとちゃあしゅうを選べるのはありがたい。次の機会にはちゃあしゅうだけにしようかな。隣のお兄さんが食べてたつけそばも一度味わいたいところ。

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正直に言うと、飲食店に清潔感を求める方にはちょっとしんどいと思う。僕もこのあたりの閾値が状況によって変わるので信用ならないけど、この日は美味しさが勝った。

ちなみにこの日、お店の入っている建物が工事中のため、入りづらさに拍車がかかっていた。行列がなかったのはこのおかげもあるのかな?

今日もごちそうさまでした!