不思議の国のアリス症候群

f:id:clemenskrauss:20211025234723j:image

夜、寝室へ行ったはずのこまめ(8)が戻ってきて「ごろごろしておしゃべりしよ」という。ひとりで寝るのが寂しいので僕を呼びにきたらしい。

 

一緒に布団の中でごろごろしながら、今日あったことなどを教えてもらう。今日は学校で、他の子が立ち上がった拍子に、その子が手にした紙人形がこまめの目に入ってしまったそうだ。保健室に行った後、そのまま祖父に迎えにきてもらって帰ったらしい。今はなんともないようだけれど、割り箸の部分が目に入ったらと思うとゾッとしてしまう。

 

目といえば今年の春頃だったか、こまめが「時々遠くのものが大きく見える」と言い出したことがある。突然遠くの時計などがぐんぐん近づいて来るように見えるのだそうだ。その時はハギも僕もあわてて色々聞き出したり調べたりしたのだけれど、どうやら不思議の国のアリス症候群と呼ばれるものではないかという結論になった。

ja.wikipedia.org

その時はしばらく症状が出ていないということだったので、また変な見え方がしたらすぐに教えるように話しておいた。以降、こまめからの報告はない。

今夜あらためて、その後も不思議なものの見え方がするのか聞いてみたら、やはり最近はないらしい。聞けば同様の症状は幼稚園の頃からあって、なんだろう面白いなあーと思いつつ誰にも言わなかった(みんなそうだと思っていた?)らしく、そんなところもなんとなくこまめっぽいなぁと思ったり。

原因もはっきりわかっておらず、その名の通りなんとも不思議な現象だが、こまめの場合小児期の一過性の現象として終息しつつあるのかもしれない。

 

以下、何かの時のためのメモ。こまめに症状が起きるのは大抵家の中。部屋の明かりを消すなどの刺激によって起きやすくなるらしい。大きく見えるのは壁掛け時計のような丸いものが多いらしい。偏頭痛など、他の症状が同時に起こることはないようだ。